ベアリング交換9月分 31個
2020年9月のベアリング交換は31個でした。
ヤバい!ベアリングご紹介
ベアリングがダメになる理由としては、長距離走行による摩損や疲れ、ショックを受けて変形・破損、ゴムシール劣化からのグリース流出や外部から水が入っての腐食、損耗が進行した後の発熱による材質劣化などが有ります。
以下に代表的なダメダメくんをご紹介しましょう。
1)極度の摩耗で破壊寸前
わかりますかね?
内輪と黒いゴムシールの間の丈夫に隙間があいて、内部が少し見えているのが。
横から見ると、、、
内輪が左側に1.5mmくらい出ちゃってます、、、、、、。
これは今日明日とかレベルでは無く、モトフリから自宅に帰る途中でコケてもおかしくない最末期状態です。
これに気づいていなかったら、冗談抜きで転倒してましたよ。
2)グリース流出で高温状態
写真用に脱脂したのできれいに見えますけど、実際はシールと内輪(インナーレース)の隙間からグリースが流出しており、潤滑不良や発生した鉄粉が摩擦熱を増大してもろくなった状態。
バイクのベアリングに良く使われる軸受鋼=SUJ2という鋼材は、840~850℃の油焼入れをしたのち、180℃くらいの焼戻しを60分くらい掛けて強靭さを増やすんですが、グリースが切れた状態だと摩擦熱で180℃突破なんて速攻です。
人間が木材をこすって発火する温度が450℃くらいなんで、バイクの大パワーで硬い金属をこすれば、、、と言う感じです。
温度が上がってシールのゴムがボコボコに成っているので、もし皆さんのベアリングが写真の様になっていたら、、、
真っ青な顔色でモトフリークにお電話をくださいませ。
現時点での交換数は?
2020年ベアリング交換数
1月=71個
2月=37個
3月=48個
4月=49個
5月=58個
6月=68個(持帰12個)
小計331個
7・8月=79個(持帰6個)
9月=31個
合計441個
タイヤ交換をお考えの方は、同時作業でのベアリング交換とご相談をお待ちしております。
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