PB(ProBolt)入荷 ZX10RRに付けたいが時間が無い

以前お世話になっていましたタイヤメーカーの営業さんが、あらたに担当となったボルト類の会社。ピービーボルト。あれ?PBでプロボルトだから、PBボルトだとプロボルトボルトになるけど、まぁイイか、、、。

PB(ProBolt)

https://www.probolt-japan.com/

 

チタン合金ボルトを手に入れた

バイクパーツPBチタンボルトZX10RR

バイクパーツPBチタンボルトZX10RR

銀色の醤油入れみたいな袋は専用グリースです。このボルトはMotoGPでの使用実績も有るようで品質はヨロシイようです。

が、、、

現在多忙の為僕のZX10RRは主に通勤でしか使用できておらず、それこそ「アドV125で良かったんじゃね?」と言う情けない感じですから、PBチタンボルトの真髄など分かる自信がございません。

 

材質は64チタン

材質はいわゆる64チタン。チタンに6%のアルミと、4%のバナジュウムが合金されていて、純粋な100%チタンより丈夫。

工業の世界ではいくつか有る丈夫さの基準のうちのひとつとして「0.2%歪んだら破損」したと判断する方法があり、それを「永久歪0.2%耐力=たいりょく」と言います。それを元にすると、純チタンが約15kgf/mm2~50kgf/mm2くらいの数ランク有るすると、64チタンも約90kgf/mm2~110kgf/mm2くらいの数ランクあります。

で、単純に言えば64チタンは、SCM(クロモリ)とか、さらにはSNCM(スチールニッケルクロムモリブデン=クロモリよりさらに高級)に匹敵する強度の持ち主。

だが、、、チタンは鉄基合金鋼系材料に比べると、急に割れたり切れたりするヒステリックな一面も有る。具体的には鋼系より疲れやすいので、基本的にはレース用途がオススメかな?って感じです。

その例としてチタン合金を贅沢に使いまくっている戦闘機「F15イーグル」でさへ、特に「粘り強さ=靭性=じんせい」を求められる場所、例えばバルカン砲の砲身にはクロモリ(SCM=スチールクロムモリブデン)、ランディングギア(サス関係)にはSNCM(マルエージング鋼かも?)を使用していることからも、金属は適材適所なチョイスが重要と分かります。

そのマルエージング鋼に至っては最高クラスのもので、0.2%耐力が約230kg/mm2以上なんていう化物みたいな強度のものがあります。ここまで来ると輸出規制対象の軍事品かよ?って言うレベルで、むしろチタン合金より高価になってきます。

ちなみにチタン合金とか7075超々ジュラルミンみたいに限界まで性能を出し切っている素材は、耐疲れ性とか応力腐食割れなど諸性質を考慮する必要があり、引張強度や耐力があるからと言って油断するのは禁物です。でも、それをしっかり把握して使用していれば強力な武器になります!  

あ、そうそう。注意点で電蝕(でんしょく)も。

 

電蝕ってナニよ?

二種類以上の金属が接触している状態だと、片方の錆びやすい金属(電気化学的に卑)が「通常より極端に錆びやすくなる現象」

たとえばレモンに二種類の金属を差し込むと、電気が発生して豆電球が点灯したりモーター回ったり。みたいな実験がありますが、まぁ原理的にはアレと一緒です。金属が腐食して行くことで発電していると。

レモン発電 イオン化傾向

バイクで例えると、フロントブレーキキャリパーやフォークボトムはアルミ合金で、キャリパーボルトが炭素鋼やクロモリなど鉄基合金の場合などなど。もちろんチタン合金だろうとアルミ合金だろうと古典的な炭素鋼だろうと、二種の金属間に電位差が発生するなら程度の差こそあれ電蝕は発生します。

アルミキャリパーと鋼鉄のボルトに酸性雨的なモノがかかったり、空気中の湿度が悪さすると、発電しながらアルミが腐食していくわけですな。白いヤツがボルトに付着してれば、それがアルミの腐食したヤツです。

それを逆手にとって、地中のガス管なんかは微弱電流を電蝕とは逆の方向に流して腐食を防止しています。この方法をカソード防食」と言います。また、東京タワーなどの鉄塔には亜鉛が入ったわざと腐食しやすい塗料を塗って、亜鉛が腐食することで母材の鉄を守る方法を採用し、それを「犠牲防食」と言います。

ココらへんの錆びやすいとか錆びにくい。っていうのは学生の頃習ったアレです。

そう「金属のイオン化系列(傾向)」

 

金属のイオン化傾向

●上にあるほど錆びやすい(電気化学的に卑=ひ≒陽性度大)
卑金属性が大・貴金属性は小
●軽くて柔らかくて腐食しやすい金属らしい金属
Li リチュウム (-3ボルトくらい)   語源は石=例:リソスフェア
Cs セシウム   超絶に反応性大 一応記載
Rb ルビジュウム 超絶に反応性大 一応記載
K カリュウム(米語ポッタシュウム)
Ca カルシュウム=カリキュレーターの語源
Na ナトリュウム=窒素ナイトロジェンと同祖語
Mg マグネシュウム
Al アルミニュウム
Ti チタン 酸化膜不動態が塩化物イオンに強い 一応記載
Zn 亜鉛 ジィンク(花王メリットのジンクピリチオンは亜鉛化合物)
Fe 鉄 フェルム
Ni ニッケル
Sn 錫 スズ=スタンヌム
Pb 鉛 プルムブム=配管工プランバーは鉛が語源
(H) 水素(0ボルト) ハイドロゲン=水の元=実は酸の元だった。真の水の元は酸素。
Cu 銅 クプルム=由来キプロス島
Hg 水銀=ヒュドラルギュルム=水の銀
Ag 銀 アルゲントゥム=アルゼンチンは銀の国。その前はラ・プラータ国=結局は金属板の意。
Pt 白金 プラチナ=プレートとか板=プラタナス
Au 金 ある意味最強(+1.5ボルトくらい) アウルム=オーロラやイエローと同祖語の古ゲルマン語
Ir イリジュウム=これもある意味全金属中最強に錆びない、点火プラグのアレ。一応記載
●下に行くほど錆びにくい(電気化学的に貴≒陽性度小)
●極言すると重くて硬くて錆びづらく金属らしさが減っていく
●貴金属性が大・非金属性は小

緑文字は「貸そうかな?まぁ当てにするな、酷すぎる借金」と覚えましょう。イリジュウムとか一応記載ってヤツは入って無いですけど。

あぁそうそう。

厳密に言えば「錆びる・錆びない」とか「イオン化傾向」だのはいろんな定義があって、上記はあくまでも一般論的に単純化しているので、「本来、鉄は錆びるとも、錆びないとも言える」みたいな東北大の極超高純度鉄とか、「タンタルたんはドコ?」とか、触媒の論文レベルなツッコミは野暮ってもんです。

まぁ緑色の金属を覚えとけば、日常生活では「冒険野郎マクガイバー」とか「ノッポさん」とかに負けない程度の応用力は発揮できるでしょう。

冒険野郎マクガイバー

「出来ません・知りません」が口癖は困りもんですからね~~~。「門前小僧、習わぬ経を読む」モトフリークはそのチャレンジスピリッツとブレイブハートなアナタを応援します。

 

なんやかんや有りますが、、、

上記の通りチタン合金やアルミ合金も、決して鋼系に対して完全無欠の高級品。では無いです。
でも長所短所を把握して使用すれば、きっとそれらは素晴らしい実力を発揮してくれるでしょう。
ココらへんのボルトの感想はまた後日にお伝えしますね。

 

んで結局なにが言いたいかってぇと、ネジやシャフトには固着防止剤など適切なケミカルを塗って、サビ対策・固着対策をしっかりしましょう!って事です。その点ProBoltには専用グリースも付属しているので安心ですな。

 

 

あそうそう、PBボルトお取り寄せできるので、ご注文お待ちしております!

 

 

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