カワサキNinja1000 メッツラーM9RRにタイヤ交換
今回ご紹介するのは、高速道路を使ったハイスピードクルージングからかっ飛ばし走行までこなす、メッツラーの最新スーパースポーツタイヤ「スポルテックM9RR」にタイヤ交換頂きました、カワサキNinja1000です。
オーナー様のご要望は？
基本的に移動は高速道路を利用したハイスピードクルージングで、ワインディングをスポーツランされるとの事。
そこで、「未知のワインディングを安心して走れる対応力」に重きを置いて開発された、メッツラーの最新スーパースポーツタイヤ「スポルテックM9RR」をご指名頂きました。
メッツラーM9RRってどんなタイヤ？
誤解を恐れずに僕の一言で表現するなら「ロードスポーツバイクにおける、究極のハイスピードツーリングタイヤ」ですかね。
例えばですけど、なにかしらロードスポーツバイクを購入して、、、それがCBR1000RRなんかのリッターSSだったり、隼みたいなフラッグシップ系だったり、軽量カミソリハンドリング系の新しいYZF-R6だったりと、いろんなバイクが有ると思います。
んで、そのバイクを手に入れてから、「俺は絶対にサーキットしか走らん！」とか、「絶対に街乗りしかしない！」と言う感じで、超純粋に狭いジャンルの走り方しかしないライダーは、物凄く少ないと思うんですね。
具体的にはどの走りがメインか？とか、距離の割合に違いは有れど、街乗りするし、高速道路移動もするし、ツーリングするし、峠のワインディングを走るし、ひょっとしたらサーキットデビューするかもしれない、、、
という感じで、走りのシチュエーションって意外と多岐に渡ると思うんです。
そんな時に、ただでさえ高額なタイヤ交換で一種類のタイヤを選ぶというのは、ライダー自身の用途に合わないタイヤを選んで失敗する事まで考えると、かなり難しい判断だと思うんです。
実際僕自身は何故かタイヤ屋に成ってしまいましたが、いちバイク乗りとしての時間の方が圧倒的に長いので、そこらへんのライダーの気持ちは分かっているつもりではいるんですね。
そんな時にはある程度対応力があるタイヤを選んどくと、まぁ大体なんとかなるもんですよ。
具体的に言うと、、、
ロッドテック01だと、、、
どツーリング・軽い流し・峠かっ飛ばし・サーキット
M9RRだと、、、
どツーリング・軽い流し・峠かっ飛ばし・サーキット
って感じでニュアンス伝わりますかね？どツーリングオンリーでは無く、サーキットオンリーでも無い、その中間の速い走り側に寄ってる感じで守備範囲が違うんですね。
M9RRはどう進化してきたか？
僕自身の経験で言うと、、、
M3 ZX6R2004年で街乗りから峠からトミンサーキットを走り、確か当時交換はテクニタップさんでお世話に、、、。
M5 仲間内のZX14Rと最初期水冷Z1000で走り、
M7RR 数種類のSSでチェックして、
M9RR 現在ここに至る
と言う感じで
ハッキリ断言しますけど、用途を間違えない限り絶対に新型タイヤの方が乗りやすいです！
具体的にはM5くらいまでは、少し剛性の高さ来るゴワゴワ感みたいな印象が有って、軽量な600あたりまでより1000ｃｃ前後以上、特にフラッグシップ系で飛ばす方に向いている印象が有りました。
でもM7RRあたりからソフトさと、走りはじめの低温や雨に対する対応力がいきなり良くなった気がするんですね。
前提として低温特性に関しては、僕が住んでいる東京23区あたりで経験する低温路面。という感じで良ければですが、具体的にはスポーツ～ハイグリップカテゴリーくらいのタイヤで、走りはじめの一発目の低温って結構怖い感じがしますけど、M7RR以降は10℃くらいの路面温度でもなんとか成るように進化した感じです。
五七五調で言うなら「パっと乗り、飛ばせと思える、安心感」みたいな。
まぁはじめからタイヤのグリップ感がありますし、タイヤの変形感みたいなのも有るんで、M7に比べるとM9は少しハンドリングが重いかな？と思うかもしれませんけど、正確には存在感が有るタイヤのグリップ感とか情報量は得てしてそう云うもんだから、怖く感じ無いんだと思っとります。
と言う感じで、かっ飛ばしもするけど峠も走る、ハイスピードツーリングされる方は、M9RR如何でしょうか？
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