最近のベアリング交換状況と注意点 10月
いつもモトフリークブログを御覧いただきまして、誠にありがとうございます。
最近は定期的にベアリング交換ブログをアップしていますが、あいかわらず「事故寸前!」というバイクが多くて愕然としています。
リアのベアリングから微振動出ました!みたいなのはまだ良い方ですが、、、、、、
フロントベアリングの破損はホイールがロックしたり、ディスクが暴れながら回転してパットを広げてブレーキも効かなくなるんで、、、
ブレーキ破損をも凌駕する危険度だという認識を持ちましょう!
マジで致命的です。
で、具体的に交換したベアリングは、、、、、、
交換したベアリングはこんな感じ
ここ一ヶ月近くで、以下写真の通り。
写真のベアリング66個+右下破損ベアリング1個+お持ち帰り10個くらい=77個。
大まかに言ってホイール1個につき、ベアリングは2個使用しているので、約38ホイール分ですかね。
プロも結構チェックしてないカモ?
「バイク屋はOKって言うけど、異音がしてなんか変!」
ということでご依頼を頂きまして、タイヤ交換しつつチェックしたら、やっぱりベアリングが壊れてる。
異音と振動が凄いですし、フリクションがバラバラに発生するので、とてもじゃないですがウェイトバランスなんて取れる状態ではございません。
特殊サイズベアリングではなかったので、在庫から交換しまして無事完了。
お客様にも直接、交換の前後で状況を確認していただきましたが、違いにご満足頂けましたようで僕も一安心です。
過去に何度かブログでもお伝えしていますが、ベアリングは車体からホイールを外して直接チェックしないと絶対に正しいチェックができません。
もしバイクをスタンドで持ち上げて、ホイールを車体から外さずに回し「ベアリングはOKっす!」と言われたら、そのバイク屋は止めた方が良いと思います。
もちろんその他のメンテナンスは知らないですけどね、、、、、、。
そのまま交換しないとこうなる
ベアリングが破損して中の玉っころが隙間にハマってタイヤロック!
↓こうなります(左右ベアリング間のディスタンスカラー)
↑このホイールは更に他の方ですが、当然ホイールのハブ内部にはこのパイプ(ディスタンスカラー)と同じキズが入っています。間違いなく強度や精度も落ちているでしょう。
ノーマルホイールやスクーターくらいならまだしも、高価な社外品やSS系などビッグバイクだと出費は相当な額になると思われます。
ほんと要注意です。
詳細を知りたい方は以下過去ブログのリンク参照願います
↓ベアリング交換ブログVol.1
↓ベアリング交換ブログVol.2
↓ベアリング交換ブログVol.3
その他雑学をチェックするなら、モトフリトップページの左サイドバー下の方にある、ブログ「バイク豆知識・レビュー」カテゴリーをご覧頂くのも手かと思います。
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