いつもモトフリークブログを
ご覧頂き有難うございます。

寒さのピークが過ぎたからでしょうか?
最近ハイグリップタイヤのお問い合わせを
多く頂くように成って来ました。

その中でも特に多いのが、
ピレリディアブロロッソコルサと
ミシュランPスーパースポーツEVOの
特性の違いに関するご質問です。

今回は両者の性格の違いを
簡単にお話ししてみようと思います。

ピレリ
ディアブロロッソコルサ

vs
ミシュラン
パワースーパースポーツEVO

2058300
ディアブロロッソコルサ
ストレートエンドのブレーキングから
クリップポイントに向けてブレーキを
離して行く時、フロントタイヤの
曲がれる情報量やグリップ感が豊かで
攻めている時の安心感は並みいる
他社のハイグリップタイヤと比べても
ブッチギリの安心感!

コーナーに入る前のブレーキングなど
フロントタイヤ荷重の旋回、
つまり一次旋回でのライン取りに
分が有る。と言う意見は多い。

一次旋回に分があるので、
安心して突っ込み勝負ができ、
結果としてクリップ以降の
ライン取りの選択肢が広いカモしれません。

峠のスポーツランなどでも
フロントタイヤの曲がれる安心感と
実際の旋回力も強く感じる為
ここぞ!と言う時の転ばない保険。
と言う意味ではとても安心感がある、
ハイグリップらしい切れの有る乗り味。

ハイグリップタイヤらしいとはいえ、
一部のハイグリップタイヤよりは
温度依存性や耐ウェット性、
タイヤが減って来た時のグリップや
ハンドリングの変化感は穏やかであり、
溝が減ってきても最後まで使えるあたり、
安全と言えますし、お買い得タイヤ。
と言う事も出来ると思います。

誤解を恐れずに言えば
ブリジストンのRS10やRS10Rは
ロッソコルサに近い性格かもしれません。

パワースーパースポーツEVO
ミシュラン スーパースポーツEVO
ディアブロロッソコルサに比べ、
ストレートエンドからクリッピングポイントまで
フロント荷重を残して曲がる一次旋回は
ロッソコルサ程の切れ味は無い様に思いました。

が、、、

クリップ以降でアクセルを開けて行き
リア荷重になって加速していく区間、
つまり二次旋回での安定感は
スーパースポーツEVOに軍配が上がる。
と言う意見が多く成って来ました。

突っ込み番長のロッソコルサに対し、
スローインファーストアウトな
ミシュランと言う印象ですかね。

またロッソコルサより耐ウェット性能が良く
温度依存性も低い印象があり、
よりストリートでの使い勝手や
ツーリングでも疲れにくい。
と言った普段使いの性能追及も
しっかりしている辺りは
ミシュランの良いポイントでしょう。

また直進安定性に優れているので
湾岸や東名、東北道、第三京浜
の様にどこまでも速度が出せる
最高速道場の様なサーキット
有ったと仮定すると、
スーパースポーツEVOの方が
向いているかもしれません。

誤解を恐れずに言えばメッツラーM7RRは
このタイヤに近い印象かもしれません。

まとめ
ディアブロロッソコルサ
スパルタンでハイグリップらしい!
ハイグリップタイヤらしい
切れ味の有る旋回力とグリップで、
峠のスポーツランやサーキットの
スパルタンな走りが良く似合う。

無論ネイキッドでも問題無く使えるが
SSなどスパルタンなバイクや
よりスポーティーな走りをする時ほど
本領を発揮するタイプ。

パワースーパースポーツEVO
ツーリングや街乗りも得意!
耐ウェット性や温度依存性の低さ、
疲れにくいライディングフィールなど
ロッソコルサよりロネイキッドでも
使い勝手が良いニュートラルなハンドリングで
ストリートやツーリングも得意なタイヤ。

と言ったところでしょうか?

まだまだデータは集めて行きますので
ロングライフ性能などより詳細に
分かりましたらお知らせします。

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こちらもご参照ください
バイクとタイヤの豆知識一覧
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