ベアリング交換 7~8月の結果
7~8月は雨天が多く特に土日祝日もしっかり雨だった為、2ヶ月分を合計してもベアリング交換件数はそこまで伸びなかったですね。
75個有りますけど、お持ち帰りされた分と間違えて写真を撮らずに破棄した分を含めると、だいたい85~90個、ホイールに換算して42~45ホイール分くらい交換した感じですかね。
ベアリングの寿命
やはり以前アップしたブログと大きな誤差は無く、だいたい30000kmくらいまでに振動や異音など症状が出始める方が一番多く、
7~8月の実績に関して言えばですけど、、、
「最も短命だったベアリングが約15000km」
「最高に長寿なベアリングが約50000km」
と、言う感じだったんで、やはり今までのデータと比べても事実上違いは無いように思われます。
「※勘ぐり」たまにちゃんとベアリングが入ってない車体が有るカモ「※勘ぐり」
これは繊細なことなんで、僕の勘ぐりや思い違いがあるかもしれない事を前提に読んで欲しいんですけど、、、
モトフリでタイヤ交換後のチェックをお付き合い頂いた方はご存知かと思いますが、
1)まずブレーキキャリパーを外して、ホイール単体の回転をチェックする。
2)ホイールを車体に組む時、ホイールを回転させながら、アクスルシャフトを本締めする。
3)ブレーキキャリパーを組み付けて、どれくらい重くなったかチェックする。
この3点の作業は何が重要かと言うと、、、
1)フロントを下から持ち上げるスタンドの高さが左右で違うと、ホイールが斜めに組まれて、ディスクがBパッドと干渉する。つまり引きずって重くなる。本締めしても完璧な直角が出ていないバイクは意外と多いですよ。
2)単純にブレーキキャリパーピストンの動くが悪くて引きずる抵抗が分かる。
3)上記や、その他の何らかの理由でBパッドが偏摩耗している。
4)ベアリングの左右の圧入具合(軸力=じくりょく=プレス静圧入力)が足りないか強すぎ。
5)ベアリングのスラスト方向(バイクを上から俯瞰して左右方向)の摩耗やクリアランス不良。
ざっと考えただけでも以上の5項目くらいがチェック出来るんです。
その他大切なことは、以前もお話しましたけどね、、、
手段のトルクでは無く、結果の「軸力」が重要!って事です。
なにも塗らないで締める「ドライ締結」と、かじり防止剤などを塗った「ウェット締結」では、同じトルクでも軸力(締まり具合)が変わってくるんで、そこらへんの管理がシッカリ出来ない、もしくは理解出来ないのであれば、DIYに手を出すのはやめましょう。
具体的にどういうことかと言うと、、、
※最初にドン突きまで打ち込むベアリングは、バイクによって左右どちらから始めるか違うので、そこら辺間違わない様お気をつけくだされ。間違えると左右のオフセットが変わる場合があります故。
ただでさえクソ忙しい仕事の合間に、イラストレーターでこんな複雑な図を作るのは、ハッキリ言って超絶ハードモードです。
続きや補足、さらに間違いの訂正は時間を見て行うので、興味が有る方は各自自習をすること!
なお、この図を見ても分からない方は、危険なのでDIYに手を出さないで下さい。そしてモトフリにご質問を頂いても多分理解出来ないと思います。
この手の技術的なことを数分の質問で解決出来ると考えるのは、根本的に間違いですので、、、
忙しい土日祝日に難しい技術的な質問だけの電話はしない事!多分急にその場で技術習得は出来ないと思います。
もう家に帰りたい!!
以上!!!
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