オンロードバイク ラジアルタイヤあれこれ「タイヤの選びかた」

いつもモトフリークブログをご覧頂き
まことに有難うございます。

モトフリークは電話や御来店頂いたお客様から
「どんなタイヤが良いのか?」と言う
お問い合わせをたくさん頂きます。

お乗りのバイクをお聞きした上で、
ツーリングやサーキット走行などの
シチュエーションを考慮してご提案しています。

そこで私が考えるラジアルバイクタイヤの
ポジショニングチャートを作ってみましたので
お見せしたいと思います
オンロードタイヤ表

表を見ていただければ大体のポジションが分かると思いますが、
一応要素ごとに補足説明いたします。

ツーリングタイヤからレースタイヤまでのグリップ
基本的には右のツーリングから左に行くほど
「タイヤが温まった時」のグリップは上です。

しかし公道や軽いスポーツランくらいでは
左端の純粋なレースタイヤは温まり辛いです。

走り出した最初の数分や峠道の軽いスポーツラン位では
ロッソ2やパイロットパワー系と言う
大当たりのスポーツタイヤと大して違わないグリップ性能しか
引き出していない方が多いと想像されます。

日本製タイヤはクセが無い。は本当か?
一般論としてはクセが無いタイヤの方が
乗りやすく疲れ辛いと思います。

が、クセと言うのは言いかえれば強い特徴とも言え、
その特徴ゆえに使用目的が一致すれば
非常にクセが無いタイヤとも言えてしまいます。

「タイヤ単体でコイツは中庸だなぁ~」と自分が思うのは
例えば「ダンロップ ロードスポーツ」でしょうか。
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初期グリップと温まりやすさ、バンクスピード、
一次旋回二次旋回のバランス、そして耐摩耗性。
あらゆる要素が尖がる所が無く高次元に、
しかもフレンドリーな特性でまとまっています。

ではこのタイヤを荷物一杯のZZR1400や隼など
フラッグシップ系メガスポーツで使用した時
耐摩耗性やウェット性能などはどうでしょう?
当然、エンジェルGTやパイロットロード4に
軍配が上がります。

峠のスポーツ走行やサーキット走行はどうでしょう?
もちろんディアブロロッソコルサやパイロットパワー系、
スーパーコルサやレーステックなどレースタイヤの方が
クセが無く乗りやすいと感じてしまうでしょう。

上記の表に掲載している一級品のバイクタイヤであれば、
日本製タイヤであれ外国製のタイヤであれ、
使用目的とバイクとタイヤが一致している事が大切で
タイヤ単体でのクセの有無は余り意味をなさないと思います。

サーキットの参考タイム
モトフリークに御来店頂くお客様が走るサーキットとして
筑波サーキットとトミンサーキットが多いようですので、
参考として掲載しました。

あくまでも「このくらいのタイムが目安ですよ」
と言ったものなので例外はあります。

A級ライダーが適切なバイクに乗れば、
パイロットパワー3で筑波サーキットを1分4秒くらい出すでしょうし、
エンジェルGTでもトミンサーキットを27秒くらい行くでしょう。

当然ブリヂストンR10でトミン35秒の方もいるでしょう。
あくまでも一般論としての参考と考えて頂ければ幸いです。

ウデが無い、下手だから安いタイヤで良い。は本当か?
あくまでも私見ではりますが、
使用目的から大きく外れたタイヤ選びは
やめた方が良いと思っています。

例えば初めてサーキットを走るライダーが
いきなりレーステックなどのレースタイヤを
無理して履く必要は無いと思いますが、
ディアブロロッソコルサ、パイロットパワー系
くらいのスポーツ~ハイグリップタイヤを履いていくと、
とても楽に走れて大いに楽しめると思います。

余りに目的と離れたタイヤを使用しますと、
腕がそのマイナス面を補う必要があるので当然でしょう。
腕の差より適切なタイヤ選びの方がもっと重要です

ハイグリップタイヤのススメ
高価なスーパースポーツバイクに「どツーリングタイヤ」を
使用するのは折角のバイクの特徴をスポイルし
なんとなく勿体ないなぁ~と、私は思ってしまいます。

常にグリップを使い切る事が大切と言うのでは無く、
スポーツタイヤはグリップだけでは無く運動性能も違うので、
その優れた運動性能や軽いコーナリング特性など、
より一層楽しく走る性能に満ち溢れています。
たまには一段上のカテゴリータイヤを試してみるのも楽しいですよ。

ずいぶんと長文に成ってしまいましたが、
皆様の参考に成れれば幸いです。
もしご質問など御座いましたら、
いつでも遠慮無くお電話ご来店お待ちしております。

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