ベアリングの話 超初心者編

今回ご紹介するのは、前回のブログでご紹介したベアリング(軸受)の話の続編です。

バイクタイヤ交換東京 ベアリング交換 SUJ2軸受鋼 モトフリーク

上左:開放型ベアリング(水と汚れが侵入しやすくすぐ壊れる)

上右:両面接触ゴムシール(裏表とも水ゴミが最も入りにくい)。ちなみに茶色ではなく黒いシールだと水が入る(非接触シール)なんで、そこんとこヨロシク。

競技専用車両では無い公道用バイクでしたら、耐水性のある両面接触ゴムシールベアリングがオススメですかね。銀色の鉄シールや黒い非接触ゴムシールは雨天走行も有る公道用バイクにはオススメいたしませんです。ハイ。

下段左右:使い古しのベアリング。右下はシールを外して内部が見えるようにしている。車体ごとだと回りますけど、すでに固着が発生しており手の力では回らないほど劣化していた。

NC700X ブレーキディスクとベアリング交換

 motofreak.jp/?p=8858

モトフリークはタイヤの交換が専門ではあるんですけど、ご存知のかたもいらっしゃるとおり、ベアリングやらブレーキやらサスペンション、チェーンの交換など、足回りをイロイロと担当させて頂いております。

で、件の「ブレーキディスクとベアリングのブログ」をアップしたら、コレがまぁナカナカの反応を皆様より頂きまして、毎日ベアリングチェックや交換のオーダーを頂くくらいの反応があるんですけど、「ベアリングってなんすか?」という方もいらしたので、今日は超初心者編です。

 

「ベアリング」ってナニ?

ベアリングは「軸受=じくうけ」の一種で、ホイールとアクスルシャフトがお互いに単純に擦れる「滑り摩擦」と言う抵抗の大きい摩擦を、「回転摩擦」に変えてフリクションロスや摩耗を減らす効果があるパーツです。

まぁホイール中心の穴に棒を差し込んだだけで回転させたら、すぐに削れたり摩擦熱で火を吹きますからね。

その他、隙間がCNだとかC3だとか等級だどかはモトフリに任せてくださいませ。

 

まぁ大体こんな感じ

ベアリングとシャフトの相関関係を全く想像できない方用に、超~ディフォルメして説明すると、、、

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「本当はちゃんと説明する気が全然ないだろ?」と言われても反論できないくらいやっつけな写真ですけど、まぁ実物も大体こんな感じですよ。イヤ、本当にそうなんですって、、、、、。

シャフト両側のベアリングがホイールに打ち込んであり、シャフトでフロントフォークを締結しているわけです。

このベアリングが壊れると、外側の銀色の輪っか(外輪)と内側の(内輪)がガタガタに成って綺麗に回らないので、ホイールが暴れてブレーキが効かなくなったり、まっすぐ走らなくなったり、人力の押し引きでは動かないくらい摩擦が増えたりします。

なもんですから、ベアリングはちゃんと定期的な交換が必要なんです。

劣化しだすタイミングと言うか、大雑把に寿命は一般的な使用方法のバイクでしたら20000km前後~もっても30000km前後くらいで劣化し初める印象が強いです。だいたいタイヤにして2~3セットくらいおきに予防的交換しておけば安全でしょう。

ベアリングは突然死しやすいパーツなんで、予兆が出る前に「予防的交換」を心がけないとマジで危ないっす!

 

ベアリングの素材と熱処理は、、、

今回は超初心者編なんで、、、

「素材は高炭素クロム合金軸受鋼のSUJ2」だとか、Ms点(マルテンサイトスタート点)Mf点(マルテンサイトフィニッシュ点)とか、「大型ベアリングは熱処理の質量効果で肉厚内部がマルテンサイト化しずらいからマンガンを増やしたSUJ5まで存在する」とか、「クロムの二次炭化物が耐摩耗性を向上させて~」とか、「当社の軸受鋼は高真空脱ガス精錬により極めて清浄なマトリックスで耐疲れ性が向上~!」。みたいな事は割愛します。

ましてやリムド鋼だとかキルド鋼だとか、VAR(バキューム・アーク・リメルティング)だとかESR(エレクトロ・スラッグ・リメルティング)なんかは、なおさら割愛します。

別途鋼材選択などご質問が有る方はご相談お受けします。まぁそんな質問は絶対に無いと思っているんすけど、、、。

 

モトフリは足回りイロイロ点検お受けします!

モトフリークではタイヤ交換を中心として、ベアリングやブレーキ、チェーン、サスペンションなど足回り全般を担当させて頂いております。もしご不安がございましたら遠慮なくお申し付けください。

 

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