ミシュラン パイロットロード5入荷
ミシュランの最新ツーリングスポーツタイヤ「パイロット ロード5」が入荷しました!
と言ってもだいぶ以前に入荷してたんですけど、例の漏電工事とブログの順番とでも言いますかね?なんだかんだでこんな時期のアップになっちゃいまいた。スイマセン。
今までのパイロットロードシリーズのインプレ
従来のパイロットロードシリーズの印象を僕なりに書いてみると、、、
パイロットロード1
すいません、乗って無いのでわかりません!
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パイロットロード2
硬くてはねる・やたら減らない・ツータイヤにしてはチョイ軽快すぎ・雨に弱い・接地感が弱め
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パイロットロード3
超絶雨に強い・結構減らない・グニョグニョ・ロード2と違う意味で落ち着きがない。特に山道減速帯の赤い縦溝などでのフラレ感はパワーピュアに近く感じた。
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パイロットロード4
有り体な言い方だけど、2の硬さと3のグニョグニョの中間で良いとこ取り。
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ロード5(←パイロットの冠が消えた!)
何が変わったかと言うと、、、詳細は以下で
で、パイロットロード5って何が良くなったの?
まず技術的な解説は以下ミシュランHPをしっかりご確認頂いた方が良いとして、
http://moto.michelin.co.jp/JP/ja/tires/products/road-5.html
特筆すべき大きく変わったのは以下のポイントだと思われます。
ACT+
ACT+は簡単に言うと、タイヤの中の繊維をどんな方向で組むか?どんな折り返しの仕方をするか?といった、タイヤケース剛性の分布を調整するための構造です。
バイク用ラジアルタイヤが出始めた初期は、「タイヤ剛性高過ぎ!硬すぎて跳ねる!」なんて言う意見も多かったそうですが、最新タイヤはしっかり感としなやかさの高バランスが重要視されています。
キレイな道は超グリップ良いけど、バンピーな道ではすぐコケる!とかイヤですからね。
具体的には直進安定性は確保しつつギャップは吸収し、コーナリング時は踏ん張り感が有る。みたいな相反する特性を上手く実現するのは並大抵ではありません。
結論としてバイアスタイヤのしなやかさとラジアルのしっかり感を同居させた。そんな構造と見受けます。
2CT+
すでにパワー3やパワーRSでも採用されていますが、スポーツタイヤのパイロットパワー2CTまではただの2CT構造でしたね。確かに減ってくると、5分山くらいから腰砕け感が出てきた記憶があります。
一方2CT+はセンターとサイドでグリップの違うゴムを採用しつつ、型崩れしづらい偏摩耗に強いタイヤを作るための技術ですね。
交換した最初はよくても、ちょっと減ったらハンドリングが変!なんて事に成りづらくする構造です。
XST EVOの採用
溝が減ってきても貯水特性や排水性が良い!というのがXSTEVOの特徴です。溝が減っていくに連れて変化していくサイプ(細い溝)の断面積・体積をいかにして綺麗に変化させていくか?と言う構造です。ちなみに太い溝はグルーブと言ったりします。
パイロットロード4とロード5を比べると、、、
パイロットロード4まではドライグリップや耐久性、耐ウェット性など相反する諸特性を実現するにあたり、いろいろ苦労の跡が見えましたが、ロード5はだいぶキレイにまとまってきた印象があります。
ところで今回のロード5に限らず最新タイヤはまず間違い無く共通点が有って、それは「曲がる・安心・減り方キレイ」って事ですかね。
よほど特殊な変更をされたタイヤは別ですけど、絶対と言う禁断の言葉を使っても良いくらい最新タイヤはよく出来ています。
「旧作タイヤの方が減りづらかった、、、」なんて言う一点だけの美点はあっても、実際はタイア損耗時のハンドリングが変だったり、雨に極端に弱くなる。など寿命末期のアンバランス感は確実に新型タイヤの方が優れています。
パッと乗って「あ、乗りやすくて怖くない!」なんていうのも最新タイヤのスゴイところだと思いますが、ミシュランの事ですからロード5もそこら辺の乗りやすさは絶対的な自信を持って実現してきたと思われます。
なんの変哲もない「パッと乗っても乗りやすくて怖くないし、今までより曲がるし、止まる!」文章にすればコレだけで終わることを実現するために、メーカーは超必死に開発を頑張ってる訳です。
実際の耐久性などまだデータが足りないところは有りますが、分かり次第おってご報告いたします。
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