ミシュラン POWER CUP2インプレ

去年2021年の4/26に交換していたのに、すっかり忘れてました。いまさらのアップです。

 

「寒い日も・ストリートも・サーキットも自走で!」 と言う方には、たぶん最強のタイヤ

ミシュランパワーカップ2インプレ バイク、オートバイタイヤ交換東京モトフリーク

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パワーカップ2はどんなタイヤか?

ストリート使用も考慮された、サーキット使用が主体のタイヤ。と言った所でしょうか。

しかしストリート考慮性能が0%と10%って言う図が有りますけど、どっちが正解なんでしょう?実際に乗ってみた感じは、ストリート20%・サーキット80%くらいに感じました。ただし寒い日と小雨の日のサーキットは最強の100%なんだろうなと思います。つまり「冷えコルし辛い安心タイヤ」ですかね。でも夏のサーキットはスパコルに軍配が上がるカモ、、、。

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パワーカップ2の印象

ストリート使用も考慮されているので、「ストリート使用も考慮したサーキット主体タイヤと前提した場合」の僕が感じた印象をパッと箇条書きにすると、、、(※窒素で前2.3、後2.2で試してます)

 

スゲー乗りやすい。街乗りも余裕でOK

ミシュランの特徴ですかね?まず軽くて柔らかい(特にトレッド)。とてもサーキット主眼タイヤとは思えない程のフレンドリーさで、慣らしさえ終わっていれば、パッと走り始めたその瞬間から安心感が有ります。そして温まりの良さを追求し温度依存性も低いタイヤなので、「真冬路面温度5~7℃より上普通に街乗りも出来るサーキットタイヤ」と感じました。たまに90年代的な走り屋さんから聞く「レースタイヤでも超ソフトコンパウンドなら、公道や峠も最強なんじゃね?」みたいなのは、たぶんこのカップ2が実現していると思います。ただしトレッドのソフトなコンパウンドが消耗してくると、内部のスパコル的な硬さを感じるかもしれません。

 

妙に温まりが早く、凄く低温と雨に強い

メーカーとしては「ウォーマー不使用でサーキット走れますぜ」と言っています。もちろん本当は使ったほうが良いでしょうし、ウォーマー不使用なら最初のタイヤ温めは慎重にしたほうが良いに決まっています。しかしCUP2は本当に温まりやすいし、柔らかいのでビックリします。路面温度ではギリ8℃前後くらいまで滑り出さなかったので、メーカーの話は本当だと判断します。 5℃前後未満くらいになると明らかに滑り出して、トレッドの縦キズが増えてきます。

しかし12月末に路面温度3℃でも、たった5分、1.8km走っただけで「タイヤ中央接地面は」30℃近くに達しました。いやコレは本当に凄いと思います。具体的には数日間に複数回試しましたが、モトフリークを出発して南千住警察署前のファミリーマート付近で測定しました。「※2022年2月上旬追記 具体的には25.0~27.3℃みたいなのが多く成りました。」

もちろん接地していないサイドは冷えているので、気をつけましょう。またトレッド表面の柔らかさから来る動きやすさによる初期発熱の依存度が高い可能性も有るので、トレッドが減ったタイヤは、温まりが急に悪くなる可能性を考慮して、慎重な慣らしをお願いします。

 

中が固くて外は柔らかい2層構造

正直ロッソコルサ2より表面ムニムニのソフトさは上だと思います。

一般的に飛ばすタイヤほど、例えばツーリングタイヤスポーツタイヤハイグリップタイヤレーシングレプリカタイヤレースタイヤ。という感じで飛ばすタイヤほどタイヤ内部剛性が高い。つまり硬いと考えて良さそうですが、カップ2はかっ飛ばしの対高荷重と、温まりやすさやストリートのソフトさを共存させる為か、内部剛性は硬いけど、トレッドの削れるゴムはソフトです。なのでトレッドが摩耗してくると、その部分はクッションが減った分固く感じてきます。

ちなみにピレリのロッソコルサ2も似た印象ですが、この2種類は丁寧なアクセリングやブレーキングを心得ないと、表面が荒れやすいので気をつけましょう。表面が荒れてもそれはタイヤの不良では無く、ライディングの丁寧さや空気圧等の問題なので、せっかくソフトなタイヤの長所を「完成度が低い!」とか、冤罪的な判断をしないで下さいませ。

 

結構長持ちする

常識的な走行。であれば普通のハイグリップタイヤくらいのイメージで、裏切られることは無いと思います。なにしろ表面が荒れないような、丁寧な乗り方とセッティングをお願いします。

 

逆に気になる点

・ピレリ系、例えばスパコルV3やロッソ4、メッツラーM7RRのように、内外の一体感が有るソリッドな印象のタイヤが好きな方には、ムニムニし過ぎに感じるカモ。

・内部剛性の硬さに対して、表面が凄くソフトなので、トレッドが荒れない様に丁寧なアクセリング・ブレーキングを要求されるかも。という点。

しかし上記でも既に述べましたが、この2点はソフトなカップ2の長所の裏返しでしか無いので、皆さんは上手い事カップ2や、他社さんですけどピレリのロッソコルサ2の性格を理解して、上手に性能や長所を引き出して下さいませませ。

 

ストリートも乗りやすいし、サーキットもOK!と言う非常に器用なカップ2ですが、寒い時期でもコケづらいサーキット向けタイヤをお探しの方。如何でしょうか?

 

 

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