東日トルクレンチ「MTQL70N」校正終了
いつもモトフリークブログを御覧いただきまして、有難うございます。
さて、相変わらず忙しさに流されてブログの更新が遅くなっていますが、去年の9月に校正したトルクレンチのデータアップを忘れてました。
モトフリークに有るトルクレンチは、「例:M6ねじ用の10N/m前後の小型」~「例:ドゥカティ・センターハブナット用の230N/m大型」に至るまで、6本くらい使い分けているんですね。
でもトルクレンチは使用頻度に応じて精度低下してくるんで、ローテーションを組んで校正に出す必要が有ります。
全部同時に校正出しちゃうと、金額凄いし、作業出来なくなっちゃうし。
やはり中央付近は高精度
一番使用頻度が高いと思われる、写真の東日「MTQL70N」は、10N/m(じゅう・にゅうとん・ぱー・めーとる)から70N/mの範囲をカバーしています。
しかし、最弱10N近辺と最強70N近辺は中央の40ニュートンあたりと比べると、やはり少し精度が甘いんですね。
なので、ホイールのアクスルシャフトなどを70~80ニュートン前後以上で締結使用する場合は、一段大きい東日のQL200Nシリーズを使用します。
↓コレね。見えにくですけど、TOHNICHIロゴの右に薄くレーザー刻印でQL200Nと有ります。
↓こんなに大きさが違う
で、トルクの誤差は?
↓こんな感じでしたよ。
10N測定=10.08=0.8% はそこまで誤差が無いですが、やはり70Nでは誤差が大きく感じますね。誤差2.5%チョイですかね。
40N測定=39.90は流石の高精度!!!
ちなみに、あまりにも限界トルク近辺で使用し続けると、誤差も大きいし精度維持の面でも劣化が早くなるので、やはり上限限界値での使用は控えたほうが良いと思われます。
まぁ、逆に言って「限界値ギリギリの高負荷で使用した方がレンチの精度と健康の為に良い!」なんて言うアホな理由も見つかりませんし、、、、、、。
校正証明書も添付されます
トレーサビリティ?
ググってみると、、、、、、
トレーサビリティとは、商品の生産から消費までの過程を追跡することを意味します。 英語では、追跡を意味する「trace」と能力を意味する「ability」の2つを掛け合わせた「traceability」と表現します。 直訳すると「追跡可能性」です。
なるほど、そういう意味なのね。
↓このブログの方が詳しい! 一昨年のモトフリブログ
すいません、もはや全ての検査をブログアップする時間が有りません、、、、、、。
ネジの注意点や鉄鋼材料の水素脆化(すいそぜいか)について書いてますね。サンポールでネジを酸洗しちゃう方は危険なんで要注意。
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