サスセッティング下手、料理下手、楽器練習下手は理由が似ている気がする件

いつもモトフリークブログをご覧頂きまことに有難うございます。

さて表題の件ですが、僕自身の趣味として「バイク」「料理」「楽器演奏」の3つがあるんですが、以前より上記3つが上手く出来ない人には「意外と共通点が有るカモ!?」という気がしていました。

基本的に楽器だのバイクだのと言う道具の操作みたいなもんは「なんとなく・才能と・運で・上手く出来ている・気がする」と言うのはオススメしませんし、相手は道具だから根性論も通用しません。

そしてそういうタイプの人は理路整然と積み重ねが出来ていないから、他人に説明する姿もアヤフヤで危険に見えます。なんて言うんでしょう?専門用語を使ったりはするんですが、妙に落ち着きがなく説明を早く終わらせようとする自信の無さ感とでも言うんでしょうか?

逆にシッカリと理解している人は説明や例え話、文章も上手い傾向に有る気がしますし、「あ、この人に直接会って話を聞きたいカモ?!」と言う濃い魔力が存在しています。

で、検証・考察好きな僕が「この手の事が妙にヘタな理由は一体何かね?」と考えた結果、思いついたのが以下の3つです。なんか怪しい意識高い系ブログみたいな感じもありますが、しばしお付き合い下さいませ。

 

下手な理由1「そもそも何が好きか分かってない」

技術論以前の超根本的な話ですが、例えば旅行の目的地を決めてないのに「バスか電車か車か徒歩など、どれが最適な交通手段か?」と判断する事は可能でしょうか?非常に難しいでしょうし、控えめに言っても効率はよく有りません。以下に他の例を挙げましょう。

失敗例 料理編

料理をしたことが無いAさんは初カレー作りにチャレンジ。しかしどんなカレーが好きかわからず、有名ブランドのカレーを手にして自宅へ。いろいろ苦戦するも、「なぜかず~~~っとイマイチ好きな味じゃない気がするなぁ、、、俺は一体どんなカレーが好きなんだ?」

解決方法 料理編

まずはカレーが好きなので有れば食べることに興味がお有りでしょうから、ひたすらカレー屋に行って食べまくることをオススメします。北インドならアジャンタ、マンダラ、アールティ。南インドならアーンドラダイニング、エーラージ、エリックサウス。インド・ネパール系ならカルパシ。 欧風カレーならボンディやトマトやソレイユ。スパイス系創作系なら魯珈や、かえる食堂。大衆系ならチャンピオン、上等、100時間、ココイチなどなど。ひたすら試せば好みが見えてきます。

解決方法 バイク編

バイクで言えば、なにはともあれいろんな人のバイクを乗せてもらいましょう。ひたすらいろんなバイクに乗れば、どういうサスの硬さやタイヤが好きか見えて来ます。そうやって絶対値(現在の好み)を目標として設定してから、それっぽく自分のバイクをカスタマイズ(相対的)すると良いでしょう。

ライダーさん自身に目的がシッカリと有って、それを実現する為の具体的な技術論や解決方法はモトフリでもお手伝い出来ますが、「僕は何がしたいのか?」というのはお答え出来ません。それはライダーさんの救いを求める強い情念から発生する「強力な行動力」を元に発見して決める事です。

注意点として、御本人自身がヘルパーと同レベル以上の高い意識をもって救われ様とする意思が無いと、他人は救いようが有りません。お金をポンと渡して「これやっといて!」では、サスセッティングや気持ちよく乗れるバイク作りと言う高レベルな「共同作業」は実現しないのです。この熱意と実行力が無い方はマニアにもエンスーにも成れない、単なる一般人です。

結論「目的と志し無くして手段無し」です。

 

下手な理由2「基本を守らない」

失敗例 料理編

料理をしたことが無い上記のAさんはカレーを自分好みにするため、いきなりコーヒーだの、ニンニクだの、ピューレだのを入れまくった。調理方法を守らなかった結局どんどん味が変化していき、最初の味が思い出せなくなる。

失敗例 バイク編

サスセッティングに悩んでいるA氏は、バイク雑誌やブログを読み漁って、サスセッティングにチャレンジする事にした。「タイヤは半分しか溝が無いし、、、あ、でもお金が無いから、ズ〜〜〜とタイヤを見てたら8割溝が有るような気がしてきた!あと、サスやリンクやステムを20000km以上オーバーホールしてないし、空気圧もチェックしてないし、ブレーキ類もメンテナンスしてないけど、サスセッティングしてみよう。あ、最初の設定をメモするのも忘れた。ま、イイっか!」

いろいろ試すこと、一日一時間で約一年後。「やっぱりセッティングがイマイチ決まらないなぁ~、なんでだろう?」

解決方法

まずは、みなさんが「コレだ!」と信用した解説本や参考にしたブログの注意事項を厳守しましょう。それを守らなかったり、勝手に要素を飛ばしたり、抜かして試す方が多いです。そりゃ上手く出来なくて当然です。正直ここまで書いても守らん人は守らないし、読まない人は読まないんですよね。

もしコレを読んでいる貴方が「あ、オレもそれだわwww」と思い当たるなら、多分一生改善しないです。しかし上手くいかないのは貴方がアホだからでは有りません。CPU(頭の回転)やSSD、メモリー(記憶力)の性能が良くても、行動力や決断力が少ないせいで手にした情報量が少なかったり、OS(考え方)のアップデートが出来ていないと、出てくる答えは非常にレベルが低くなります。この例え伝わりますかね?

結論「基本無くして応用無し」。それを実現出来るのは天才か神だけです。

 

下手な理由3「いきなり早さ・速さに挑戦する」

ギタリストのアル・ディ・メオラ曰く「歩けない人は、走れない」。

失敗例 楽器編

憧れの超絶技巧アーティストに影響されて初めて楽器を手にしたA氏は、ド・レ・ミ・ファもシッカリと弾けない初心者ですが、「パガニーニでもコピってみるかな!」もしくは「イングヴェイでもコピってみるかな!」とチャレンジ。はたで聞いている人にはヒステリックな騒音にしか聞こえず、イタイタしさしか感じませんでした。

失敗例 バイク編

A氏は中型免許取得後に速攻で大型二輪免許も入手、世界最速も名高いリッターSSを入手したので、いきなり峠でかっ飛ばしたものの、減速加速のリズム感もバラバラで、視力も追いつかずコケる寸前のリスキーなライディング。緊張と疲労感満載で峠から帰ってきたA氏は自宅の部屋で孤独にバイクを乗り続けるか売却するか考えている、、、。「教習所のスーフォアの方が楽しかったような記憶が、、、」

解決方法

基本的には100%失敗しない速度で練習して、出来るように成ったら、また速度を上げていく。というのが確実かつ王道でしょう。

楽器ならメトロノームに合わせて、地道にテンポを上げて行くのが良いでしょうし、バイクで有ればひたすら8の字走行を極めるのも一つの手でしょう。

凄い早さで正確な操作が出来ないのは分かりやすい練習不足ですが、逆の例としてある程度の得意な早さでは上手く出来るのに、遅くすると上手く出来ない。というのも基本が出来ていないと思われる現象ですかね。

速度という意味の「速さ=はやさ」を実現するには、素早く確実に操作するテンポと言う意味の「早さ=はやさ」が必要で、まず意識すべきは「速さ」より「高精度な早さ」です。

なんて言うんでしょうか?まだ各々のレベルに適した技術を習得していないのに、いきなり凄いスピードでかっ飛ばしたら事故りますよね?つまりそう言う事です。

「地道な練習以外に王道無し」「千里の道も一歩から」です。

 

なんか怪しい意識高い系ブログみたいな内容ですが、、

以上思い当たるフシが有る方は一度原点に戻ってリトライしてみて下さい。

 

あ、そうそう。20〜30年くらい前に読んだ星新一だか、そのフォロワーのリスペクト作品か忘れましたが、こんなのが有りました。

N氏 コレどうやったらいいんですか?

R氏 コレはこう言うコツでやれば良いんです。

N氏 じゃぁアレはどうすればイイですか?

R氏 アレはああ言うコツですればイイんです。

N氏 Rさんはコツを掴むのが上手いですね。どうやったらそんなのに上手くコツを掴めるんですか?

R氏 それにはちょっとしたコツが有れば、、、。

なんて言うのが有りました。多分コツを掴むのが上手い人は、生まれ持った数学者的な頭の回転や頭の良さと言うよりは、超絶にトライアンドエラーを繰り返した結果、聡明になって行ったんだと思います。天才とかギフテッドと言うより「高レベルな野の賢人・方法発明家」と言う感じですかね。

仮に相手がいる勝負の場合をRPGで例えると、敵が「凄い職種である賢者でレベルが10」でも、貴方が「一般的な職種なのにレベル70」だと勝てるかもしれない。と言う感じですかね。

つまりCPUやSSD、メモリーの性能が極端に低く無い限り、熱意と経験と努力でそれを上まる事が出来るかもしれない。と言う事です。もちろん相手が天才かつ努力家で有れば、それはそれで自分の不利を意識しましょう。

しかし不利な立場でも意識と努力が有れば勝機はどこかに有るはずです。ドリキン土屋圭市さんも言っていましたよ「勝負は最後まで誰が勝つか分からない。最後まで諦めないで工夫を続けるヤツは強い」って。

僕の知る限り凄く上手い匠クラスの方々は、まず間違いなく「目的意識がシッカリしている」し「基本に忠実」ですし「地道に努力している」し、「良い意味で道具に頼っている」のです。そしてこの事実は上記が間違っていない査証と言えるでしょう。

ちなみに僕の様な中年の方は、若者には無い大人の特権として「若者よりは予算が有る」「若者よりは機を待つことが出来る」という武器があると思うので、そこらへんを上手く活用しないと、視力・体力・俊敏性が数段上な若者に後塵を拝し続ける事になると思います。

 

 

 

 

上記を超越する魔法の解決方法

超絶好きな事に超絶のめり込む事!やれる事はスグに全部一気に同時にやる!!!

以上です。

他人に指示されたり、劣等感からスタートした努力は「仕事に追われている」様なもんで、どんなに努力してマイナスを0(ゼロ)以上にはならない気分になりますが、好奇心や情熱からスタートした努力は、0(ゼロ)がプラスになるアクティブなものです。

両者は似て非なるものですし、どちらが望ましいか説明は必要ないでしょう。

 

以上賛否両論有るとは思いますが、皆様は如何お考えでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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