ピレリ ディアブロロッソ3にタイヤ交換と寿命

前回のブログでもお話しました、ベアリング交換されたバイクの方ですが、、、、、、

↓参照

最近のベアリング交換状況と注意点 10月

同時にピレリのディアブロッソ3に交換いただきました。バイクはホンダのCBR600RRなんですが、ロッソ3は15000km耐えたようです。

もちろん寿命には幅があり、最短ではZX14Rのかっ飛ばしな方が4500kmで終了というのもありますが、グリップの良さや温まりの良さが有るのに、平均して寿命が長いロッソ3は凄いですね。

ピレリ ディアブロロッソ3にタイヤ交換と寿命 ホンダCBR600R バイクタイヤ交換

ピレリ ディアブロロッソ3にタイヤ交換と寿命 ホンダCBR600R バイクタイヤ交換

ピレリ ディアブロロッソ3にタイヤ交換と寿命 ホンダCBR600R バイクタイヤ交換

 

各車ハイグリップタイヤ的(性格)の比較

単純なグリップだけでなく「タイヤ尖っている感」や「剛性の高さ感」など、性能というよりは「性格」も比較すると、、、、、、

1)ピレリ ロッソコルサ2

ハイグリップカテゴリー製品としてみると、、、
グリップもハンドリングも超ハイグリップ的
温まり、耐ウェット性は普通だが旧ロッコルより良い
・グリップ凄い、多分他社含め1位
・フロント圧側を固くした時のブレーキ踏ん張り感みないな感じがする
・トレッド剛性しっかりで乗り味は他社含め一番硬い
・突っ込みオーライのフロント安定性も凄い
・S字コーナーもパタパタヒラヒラ倒れる
・中~高速コーナー向けで豪快な印象
・公道用と考えると相当スパルタン

2)ダンロップα14

ハイグリップカテゴリー製品としてみると、、、
グリップもハンドリングも普通にハイグリップ的
温まり良く耐ウェット性は普通
・ハイグリップ的なタイヤとんがり形状でパタパタ倒れる
・グリップはかなり良く乗り味(トレッド)は少し柔らかい
・フレンドリーで怖くない
・バイクが大きく感じたり重く感じる変化も無い
・ロッコル2とパワーRSの中間くらいの立ち位置で乗りやすい
・多分、α14が一般的に日本人が想像するハイグリップど真ん中的性格

3)ミシュラン パワーRS

ハイグリップとスポーツの中間的製品と考えると、、、
グリップ普通でハンドリングが光り輝く!
温まり良く耐ウェット性は以外に良い
・グリップはα14に紙一枚くらい譲るかも
・トレッドはダンロップ同様に柔らかい
・どうもある程度潰れるとピッと止まるポイントが有りヨレヨレはしない。
・でもメチャストレートエンドで突っ込むと、ロッコル2よりフロント低剛性が気になる。
・タイヤは上記二種より少し丸くて、パタパタ倒れるというよりクルっと旋回半径が小さい。と言う意味でスポーティー。
・入り組んだ細い峠は非常に得意でストリート使用を強く意識していると思う
・道志みちや西伊豆山中のコークスクリューは最高の爽快感。

4)ピレリ ロッソ3

スポーツカテゴリー製品と考えると、、、
グリップもハンドリングもスポーツタイヤど真ん中
温まり耐ウェット性共に良い
・でも新設計故にグリップだけなら旧ロッコルに負けない
・グリップは有るがハンドリングは比較的穏やかなオールラウンダー
・「一般人」がスポーツタイヤ同士で走るとロッソ3は比較的タイム出やすい
・何故かグリップ良いのに10000km超えの長寿命な結果が多い

5)ブリジストンS22

スポーツカテゴリー製品と考えると、、、
グリップ高めで二次旋回はややダルく大回り
温まり耐ウェット性共に良い。特にリアは良い
・晴天時グリップはハイグリップタイヤに肉薄する印象
・グリップ・耐ウェット性などロッソ3同様で良い
・ダンロップQ4みたいに前高剛性、後ポヨポヨがトレンドなのか?
・フロント高剛性だが、リアは超潰れやすくポヨポヨネバネバした印象
・コーナー前半はシャープで後半は鈍重でやや大回りな印象
・でも大きくアクセルを開けられる
・一般人が一般道でも小回りが効く、普通のハンドリングでも良かったのでは?
・メチャ開けられる超速い人が開発したんだろうか?
・リアは滑るくらい開けて丁度良く感じた。
・かなりマニアックな特性だと思う
・リア下がりなバイクに履くと、ヒラヒラ軽快感が減少して要注意

6)ミシュラン パワー3

スポーツカテゴリー製品と考えると、、、
グリップは若干控えめでハンドリングは普通に軽快
温まり耐ウェット性共に普通でバランスタイプ
・グリップはロッソ3やS22に少し負けるカモ
・サーキット的な高温状況は少し苦手かも
・グリップより低~中速ハンドリングの素直さでスポーティーさを演出
・車種問わず耐摩耗性やハンドリングなど極端な劣化が少なく安定志向
・ヤマハMTシリーズなどスポーツネイキッドでツーリングや峠などの方に合う感じ

 

まとめると

基本的に上に位置するほどカッ飛ばし系で、下に行くほどスポーツツーリング的です。

具体的には、1~3番くらいまでがサーキットにオススメですかね。

峠ライダーは飛ばし具合や車種にもよりますけど基本どれでもOKで、十二分に性能を発揮してくれるハズ。

逆に朝イチの冷えた路面や耐ウェット性を考えると、4~6番がオススメになって来ます。つまりスポーツカテゴリー特有の、パッと乗ってパッと乗りやすい。と言うオールラウンダー的性格になってきます。

「1~2ハイグリップ」と「4~6スポーツ」のまさに中間なのが「3ミシュランパワーRS」。よほどかっ飛ばす方で「スパコルじゃなきゃ不安!」という過激な走りで無ければ、ツーリングから峠まで凄く融通が効く感じ。

 

上記の順位を見る限り、、、

ピレリのロッソ3は柔らかくてフレンドリーな割にグリップが強いのに、結構ロングライフな結果が多いので凄いな。と思う訳です。

サーキット性能だけで狭い比較をするなら、近いジャンルのミシュランパワーRSに少し軍配が上がりそうですが、それを差し引いてもロッソ3は性能の割に意外と寿命が長そうなので、コスパは良いと言えるでしょう。

あ、重量・ハイパワー車はM7RRの耐久性が捨てがたい物があります!

結論として、サーキット走るわけじゃないけど、意外と峠を飛ばしつつも、でも雨にも低温にも強いタイヤがほしい。そんな方にはロッソ3はとてもオススメです。

これから寒くなっていきますが、それでも元気に走る峠ライダーの皆さんロッソ3いかがでしょうか?

 

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